生産方法

 

※各種生産物の販売は、生産物のページをご覧ください。 

生産物

 

 

<黒炭>

 

日本の炭は、その消火方法の違いによって黒炭と白炭に分類することができます。黒炭は、炭を焼成後、窯の中で冷却してから取り出す窯内消火法によって製炭されます。

 

当会の黒炭は、主にアカマツを原材料とする松炭です。松炭は日本刀の鍛錬や、原料となる玉鋼を作成するたたら製鉄に使用されます。黒炭は白炭と比べ火持ちは短いですが火付きがよいという特徴があり、また特にアカマツは他の原木より油分を多く含んでいます。そのため松炭は燃焼性の高い燃料として金属鍛錬や製鉄に使用されています。

 

現在、黒炭の製炭は岡山県久米郡美咲町の山間地にて行っており、松炭の材料は全て岡山県の木を使用しています。炭焼きの規模は窯が5つ、年間に25tほど(平成26年度)の炭を生産しています。

 

 

<黒炭製炭の手順> 

 

はじめに木材を窯に入る大きさに切り(写真左)、窯に詰め焼成していきます(写真右)。窯への点火から炭が完成するまでには、およそ10〜15日かかります。窯から取り出した後は袋に詰め、各地へ出荷します。

 


 

 

伝統的な松炭焼きの技法の詳細は、以下の動画でご覧いただけます。

真ん中の再生ボタンをクリックすると始まります。右下のボタンをクリックすると全画面表示になります。

 

DVD「松炭焼きの技法」23分

(企画:伝統工芸木炭生産技術保存会 制作:テレビせとうちクリエイト)

 

 

 

マンガでもご覧いただけます。クリックすると拡大されます。

 (マンガ:作・画かまたきみこ)

 

 

 

<白炭(研磨炭)>

 

当会では、ニホンアブラギリを原材料とする駿河炭、ホオノキを原材料とする朴炭を製炭しています。これらの白炭は漆芸や金工において研ぎ炭として使用されています。

 

白炭は、黒炭と比べると火付きは悪いですが火持ちが大変長いことが特徴であり、優れた燃料として備長炭が大変有名です。しかし現在、駿河炭や朴炭のような研磨用の炭は原材料の枯渇、また炭焼き職人の減少によって生産が危ぶまれており、原材料の確保や技術継承が求められています。

 

 

            (燃えた窯の中から炭を鉤棒で取り出す様子↓ )


 

(一晩、灰の中で冷却したものを取り出す↓)